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"寅さん番外編"小百合&鶴瓶「おとうと」のニクイ演出

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今、気になっていることは「auのSH002は卓上ホルダーでPCとつなげることが出来ます...」ですがこんなニュースがあります。


 女優、吉永小百合(64)を主演に迎えた山田洋次監督の最新作「おとうと」がきょう30日から全国公開される。
吉永と、落語家、笑福亭鶴瓶(58)が姉弟を演じることで話題だが、山田監督ならではのニクい演出が随所にちりばめられている。


  〔フォト〕映画「おとうと」について語る加瀬亮

 「おとうと」は山田監督10年ぶりの現代劇で、今年のベルリン国際映画祭を締めくくるクロージング作品に選ばれた。
コツコツと東京郊外で薬店を営み、一人娘の小春(蒼井優)を育ててきた主人公・吟子と、大阪で何一つ成し遂げないまま歳を重ねてしまった弟・鉄郎。
音信不通だった鉄郎が、小春の結婚式にひょっこり現れてまたトラブルを起こすが、吟子は弟をかばう。
だが、あることが原因で吟子は弟と絶縁する、というストーリーだ。


 山田監督といえば、何と言っても寅さん。
「おとうと」は、「男はつらいよ」の"番外編"的存在でもあると、映画評論家の垣井道弘氏は言う。


 「寅さんと妹さくらが愚兄賢妹だとすれば、『おとうと』は2人の立場を入れ替えた賢姉愚弟版。
鉄郎が小春の披露宴を台無しにするシーンでは、『男はつらいよ』第1作で、寅さんが妹さくらのお見合いをぶち壊したエピソードを連想した」

 初期の寅さんは短気で、おいちゃんら登場人物と本気でつかみ合いの喧嘩をしていた。
それでも寅さんは柴又のみんなに愛されていたが、鉄郎はひたすら迷惑がられる。
日本の家族や地域社会を見つめてきた山田監督らしく、日本人の人との関わり方が時代とともに変わったことを見逃さない。


 さらに邦画ファンの胸を熱くさせるシーンが用意されている。


 2008年に亡くなった市川崑監督も1960年に同じ「おとうと」のタイトルの映画を手がけていた。
この年のキネマ旬報ベストワンに選ばれた名作だ。
山田監督はその市川作品にもオマージュを捧げている。


 「病に倒れた鉄郎を看病する吟子が、自分の手と弟の手を紐で結んで眠るシーンは、市川作品で岸恵子と川口浩が演じた場面をそのまま引用している。
市川作品のみならず、過去のすべての日本映画に対するオマージュにも思えた」(垣井氏)。


 吉永は、2月20日にベルリンで「おとうと」がクロージング上映されるのに合わせ、山田監督とともにベルリン入りする。
「おくりびと」に続いて世界中に日本映画の底力を見せることができるか。


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最終更新:1月30日17時43分
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